どこで歌っているの? と思ったらこれはスタジオか。落ち葉でいっぱいにした地面に樹木のイミテーション。すごいセットに気をとられて歌から意識がそれてしまいます。葉っぱのあいだからカメラがとらえる山口百恵は最小限の挙動で美しい姿勢を保って、潤い豊かな歌唱。2サビは惚れ惚れする堂々とした高らかな歌声です。エンディング付近もまた、枝や葉の向こうに彼女をとらえるアングルと構図。斬新ですが、ちょっと枝を払ってやりたくなります。 曲について 国鉄のキャンペーンソングとして制作されました。山口百恵のシングル曲で、アルバム『曼珠沙華』(1978)に収録。作詞・作曲:谷村新司。編曲は川口真で、私の好みでいうと『ドリフのピンポンパン』を編曲した人です。 山口百恵『いい日旅立ち』(1978)リスニング・メモ お琴のサンプリング音のような幕開け。ディレイ(こだま)がかかっています。このトーンはBメロのおしり付近での上
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