1985年8月12日。羽田〜伊丹を結ぶ日本航空ボーイング747・123便が群馬県高天原山中に墜落した。524人の搭乗者中、生存者は4人。亡くなった方のうちのひとりが、歌手の坂本九だった。 上を向いて歩こう 私がこの音楽ブログの更新をはじめて3か月目(執筆時)。ネタに困ると、たびたび自分のからだに刷り込まれた音楽を振り返る。時事の流れはそれとして見留めつつ、自分に蓄積された過去に眼差しを向ける。 『上を向いて歩こう』(1961年、坂本九の楽曲。作詞・永六輔、作曲・中村八大)は私のからだに蓄積された音楽のひとつ。いつのまにか知っていた曲。いつどこでこの曲に初めてふれたのか、記憶にない。自発的に求め、触れようとすることもなしにこの身にとどまり、認知していた。それだけこの曲が、私や私の身の周りの人、それ以外のあらゆる人たちを含んだこの国、社会、世界に生きる集団の血や肉そのものなのだと思う。私に生え
![坂本九『上を向いて歩こう』『心の瞳』 私の時事、心の中の紐付け](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c0987519755902c3883b12aaa3304156d0d3084b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi2.wp.com%2Fbandshijin.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F08%2F117959529_1318138331911051_2959624213811056939_n-scaled.jpg%3Ffit%3D1200%252C900%26ssl%3D1)