HOSONO HOUSE 『細野晴臣と彼らの時代』という本を買った。先月(2020年12月)の半ば。Twitterで著者のツイートが流れてきて知って、ネットで試し読みをしていいなと思って買った。そこにはある高校生がこのアルバムを購入して繰り返し聴いたというエピソードが書かれていた。その高校生というのも、星野源だった。 『冬越え』という曲についてここ(このブログサイト)で私は書いた。それを収録した『HOSONO HOUSE』は1973年の2〜3月に狭山の米軍ハウスで録られた。細野晴臣の自宅(当時の)である。レコーディング機材をエンジニアの吉野金次がリビングに持ち込んだ。ドラムスやアンプ、ローズピアノを寝室として使っていたベニヤと漆喰の壁の八畳の洋間に運び入れ、そこで収録したという。 このBEIGUN HOUSE…いや米軍ハウスはとっても寒いという。そこでの生活の匂い(のようなもの)が『冬越え
