お盆に見た星 お盆に休みをとって私は山梨県北杜市に滞在した。ノンビリ過ごして、星を見た。空気が澄んでいて、私の住む東京では見られない星々。 ちょうど流星群が来る時期とぶつかった。しばらくじっと見ていると、ひとつ、ふたつ星が流れる。毎日夜空を見つめて、「見よう」と思ってから数分間で1個は星が流れる。私が見逃している数を合わせればもっとだろう。 そんなに都合よく流れ星が見られるなんて、子どもの頃の私には夢のような話だった。私の育った街はそれなりに都市化され、星空観察には都合が悪い。 今回のお盆の滞在先だった北杜市のある森では、スマートフォンの電波は悪かった。星空観察にはいいけれど、ネットにつながるには不都合だった。なんにでも都合のいいようにはいかない。ネットにつながる都合を普段の私がいかに重んじているかを、星空とともに感じた。 夏の大三角というのがある。その中に、ベガという1等星がある。北杜市
![『ベガ』 星空とキセル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8bc8068f07f623435e8ce90346fc413361c29bdf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi0.wp.com%2Fbandshijin.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F08%2F118550028_646941709573837_7599983625170720957_n-scaled.jpg%3Ffit%3D1200%252C900%26ssl%3D1)