適菜収(てきな・おさむ)というバカがいる。1975年生まれの自称「哲学者」で、ニーチェに心酔しているらしい。「保守」の論客として売り出し中だが、先月、2時間で飛ばし読みできる「B層」批判本を出した。 その内容があまりに愚劣なためか、先月に刊行されて以来「はてなダイアリー」でアマゾンまたは楽天にリンクを張ってこの本を紹介した人間は誰もいないようだ。不名誉な「第一号」になるのは嫌だから、当ダイアリーの記事からもリンクは張らない。 適菜は産経系列の「正論」文化人だが、「B層」批判者の常として、小泉純一郎、さらには小泉が推進した新自由主義を強く批判し、小沢一郎や菅直人をも痛烈にこき下ろしている。さらには今をときめく橋下徹も容赦なく批判している。この適菜の「橋下批判」を評価する右派の論者もいるようだが、適菜は中曽根康弘については何も書かない。石原慎太郎に対しても同様に何も書かない。 新自由主義に対す