前回の日本純文学に引き続き、今回は海外の純文学の小説をお勧めしていきます。 私は以前は、海外文学がちょっと苦手でした。文化の違いなのか雰囲気の違いなのか、どうも上手く感情移入できず、物語の中に入り込めない感じでした。 ですが、じわじわ読み進めていくと、各地域文化の違いにも慣れて、やはり数が多いので、素晴らしい作品も数多く存在していて、これらを読まないのは非常にもったいないことに気づきました。 本を読む大人であれば、これは読んでおきたいという海外純文学をお勧めします。いずれも間違いようのない名作です。 百年の孤独/ガルシア・マルケス 何度読み返しても味がでます。 安部公房に、南米のむんわりとした熱気がまとわり付いたようなテイストです。 無人島に一冊だけ本を持っていけるなら、私はこの本を選びます。 短編集のエレンディラも捨てがたい。 ナイン・ストーリーズ/J.D サリンジャー ライ麦畑で捕まえ
試験が終わった気分転換に、お勧めの小説を10個ほど紹介していきます。 私は子供の頃は大そうな読書好きだったのですが、大学に入ったくらいから専門書や他の娯楽に忙しく、トンと小説を読まなくなりました。 しかし大人になってから改めて小説を読み返すと、子供の頃は分からなかった本の魅力に気づかされて、改めて本にはまってしまいました。 昔はミステリーなどが好きだったのですが、大人になってみると、日本の純文学の素晴らしさがよく分かります。 そんな、大人になってから読み返したい、日本の純文学の名作を紹介します。 壁/安部公房 有名ですが意外と読まれていない、私の一番好きな作家さんです。 読めば読むほど味が出る。 まずはこの短編集から読んでもらいたいです。 夢十夜/夏目漱石 夏目漱石は非常に多才で、様々なテイストの作品を書いていますが、その中でも夢十夜は一段と際立って素晴らしいです。 こんな夢を見た。 この
*マガジン「読み返したくなる短篇小説」バックナンバー 書く、という仕方で嫌な奴のことを表現するのはすごく難しいと思う。「こんな奴がいたのだ」と友人や家族に話すのであれば簡単だ。周囲が共感してくれるようならその嫌さをどんどん並べていけばいいし、反応がいまいちなら話をひっこめればいい。微調整しつつ話すうちに、嫌な奴のことがますます嫌になったり案外そうでもなかったと思い直したり、いろいろ新たな発見もあるだろう。でも、書くとなると難しい。書く時には誰もが絶対に一人きりだから、とにかく誰がなにをどう思おうと関係なく「こんなに、こんなふうに嫌な奴なのだ」と書いてみるしかない。そして書けたとして、嫌さがどのくらい正確に表現できたのか、できたとして、それがどのくらい意図した通りに読み手に伝わるのか、そういうのはまったくわからない。 わからなくてぜんぜんいい、というかそれどころじゃないよー、という感じで太宰
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