自民党名古屋市議団が、市内の歓楽街・錦三(きんさん、同市中区錦3丁目)で、夜な夜な遅くまで「名古屋城木造化の調査」をしていた。2015年度の政務活動費収支報告書に、そんな「活動実績」があった。天守閣木造化をめぐり市議団は河村たかし市長と対立するが、「調査」の成果は不明だ。 報告書によると、自民党市議団は「名古屋城木造化に係わる調査」のための駐車場代として政活費の「調査研究費」を支出していた。駐車場代は15年8月~16年3月の5回分で、計6080円だった。 ところが報告書に添付された領収証は、名古屋城から1・5キロ離れた歓楽街・錦三にある駐車場のものだった。利用時間は最も早いものでも午後6時51分~9時43分で、中には夜半過ぎにまで及ぶものもあった。名古屋城の開門時間の午前9時~午後4時半とは重ならず、少なくとも「調査」が城内視察ではないことは明らかだ。 市当局や有識者らとの会合や懇談である
![夜な夜な錦三で「天守の調査」? 自民市議団の報告書:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c0371b1aef408129bae8d223f1c5c52ee355e845/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20170105003532_comm.jpg)