東京都台東区上野2丁目から4丁目にかけての「上野中央通り地下歩道」(都市計画名称:台東歩行者専用道第三号線)と「上野中央通り地下駐車場」は東京都と台東区が事業者となり、総事業費は約263億円をかけて整備された。 15日には駐車場内特設会場で記念式典が催された。道家孝行東京都建設局長、吉住弘台東区長に加え、国交省、地元選出代議士、地元住民代表ら約250人が集まった。挨拶にたった出席者のほとんどのが口にしたのは、工期の長さだった。 上野地区の整備案が浮上したのは1986年のことだ。地元商店街などが協議会を発足させ、上野恩賜公園にある不忍池の蓮池の地下に駐車場を建設し、その案が自然保護運動で中止に追い込まれた。その後、現在の場所への建設が決まってからも、2層200台収容の駐車場を3層300台駐車場に設計変更。2000年にようやく準備工事に入った。 駐車場整備は、路上駐車による交通渋滞を解消するな