「ハードウエアやソフトウエアの進歩で『ビッグデータ』の市場が離陸しつつある。さらに、FacebookやTwitterなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及でインターネットにはデータがあふれている。ここをうまくマーケティングに使える企業は大きく伸びるだろう」。 2011年7月13日、野村総合研究所 取締役会長の藤沼彰久氏(写真)が「IT Japan 2011」で講演し、大量のデータを分析して将来予測などに役立てる「ビッグデータ」の可能性について語った。今後はネット業界のみならず、スマートシティ、通信業界、小売業界、金融・保険業界と幅広い業界でビッグデータの活用が進むという。 藤沼氏はビッグデータを「既存の技術では管理できないほどにボリュームが増え、複雑化したデータ」と定義する。容量ではT(テラ)バイトからP(ペタ)バイト級で、従来のリレーショナルデータベース管理システム(
![[IT Japan 2011]「ビッグデータを使いこなせる企業は大きく伸びる」、NRI会長の藤沼氏](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)