1953年2月1日、NHKが日本で初めてのテレビ放送を行いました。当時の大卒初任給の平均がおよそ1万2000円だった中で、同年にシャープが発売した国産第1号テレビの価格は17万5000円という高額でした。1950~60年代の日本では、テレビを所有している事が裕福のシンボルでもありました。テレビのある家には近所の人が大勢集まり、プロ野球の巨人戦や力道山のプロレス中継を一緒に観戦していたのです。 それから60年以上が経ち、21世紀初頭には世帯所有率が約95%と、ほぼ全ての家庭にテレビがある状態となりました。ですが近年は、ネットの発達・スマホの普及やテレビのマンネリ化で、視聴率は低下し「テレビ離れが進んでいる」との口コミが支配的です。確かに若者の間には、家にテレビが無いという人も増えていますし、昭和期の人気ドラマやバラエティ番組は視聴率20~30%という事も当然でしたが、現在は10%取れれば御の
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