[ニューヨーク 15日 ロイター] 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)AIG.Nは15日、マーティン・サリバン最高経営責任者(CEO)が辞任したと発表した。後任には即時、ロバート・ウィルムスタッド会長が就任する。ウィルムスタッド氏は会長職も兼任する。 サリバン氏は、2002年から就任していた取締役も退く。 AIGの第1・四半期決算が、サブプライムモーゲージ関連資産の評価減で、前四半期に続き過去最大の赤字を計上したことを受け、複数の大株主はここ数週間、サリバン氏に対する不満を表明していた。 ウィルムスタッド氏は、シティグループの最高執行責任者(COO)を退いた後、2年前にAIG取締役に就任。同氏は声明で「今後数カ月間で、AIGの事業と業績について綿密な戦略面かつ営業面での見直しを行う」と述べた。また「取締役会とわたしは、過去2四半期の業績を容認できないものとみている