本当に惑星!? 2013年08月07日 東京大学、国立天文台、東京工業大学の研究チームは、ハワイ島のマウナケア山頂にある、すばる望遠鏡を用いて、GJ504 (おとめ座59番星とも呼ばれます)という星の周りに存在する惑星の姿を捕らえました。 手前味噌ではありますが、共同研究者として参加している筆者自身から少し紹介させてもらいたいと思います。 GJ504は、おとめ座の方角、地球から約57光年離れた場所にあります。質量は太陽の約1.2倍と少し重いのですが、太陽に非常に良く似た星です。このGJ504で約43.5AU 離れた場所に存在する、木星の3倍から5.5倍もの質量を持つ惑星の姿が捕らえられました。 遠くにある惑星の姿を捕らえるためには、克服しないといけない2つの困難があります。 (1) 昼間の太陽が明るいように、近くにある明るい恒星が暗い惑星の姿を隠してしまう (2) 地球の大気が揺れ動くこと