仕事で着る制服が原因で体調が悪くなるというのは、あまり良いことではない。アメリカン航空(AA)は昨年9月、30年ぶりに制服を刷新、7万人を超える従業員に新たなユニフォームを支給した。 だが、制服を一新してからの数か月間、AAでは体調不良を訴える従業員が相次いでいる。ブルームバーグの報道によれば、制服の変更以来、不調を報告したパイロットはおよそ100人、客室乗務員は3000人を超えている。主な症状は、発疹、かゆみ、目の腫れ、気分の悪さなど。中には出勤できないほど症状が重い人もいる。 AA側は詳しい調査結果と今後の方針が固まるまで、以前の制服を着用して勤務することを認めている。実際に新しい制服がこうした症状の原因であるのかどうかを確認するためには、さらなる調査が必要だ。従業員らの多くは、米テイラード・ブランズのコーポレートアパレル事業部門、ツイン・ヒルが手掛けた新しい制服のグレーのジャケットや