北海道にある精神障害者のコミュニティー「浦河べてるの家」の名物の1つが、「幻覚妄想大会」。医療の現場では抑え込もうとしがちな幻覚を、あえて発表し皆で笑い飛ばす。そこには、存在を否定され続けてきた当事者たちを「病気になってもいいんだ」と肯定するねらいがある。年に1度開催されるこの「幻覚妄想大会」を、今年は『べてる×バリバラ』のコラボ企画として、松本ハウスが共同司会を務めることに。過去の大会で発表された妄想も合わせて紹介し、統合失調症の人たちが持つ想像力の豊穣さを味わう。
7月30日から31日にかけて、今年も当事者研究全国交流集会とべてるまつりが行われ、全国から集まったたくさんの参加者にみなさんと共によき学びと交流の時間を持つことができました。 べてるまつりinうらかわ2015で流された一年の活動を振り返る動画 今年のべてるまつりは「世界の苦労と出会う」をテーマとして、アメリカ、韓国、スリランカ、バングラディッシュからゲストを招いて、各国の精神保健の取り組みを紹介する国際トークライブを行いました。 韓国のキムさん(写真前列左から3番目)からは、すでにはじまっている韓国での当事者研究の紹介やまだまだ課題の多い韓国社会における精神保健の現状が報告されました。 スリランカのプリヤンタさん(写真前列右から3番目)からは、09年まで内戦状態にあったスリランカでのネストの取り組みと、べてるの出会いから刺激を受けて生まれた織物事業などの紹介がありました。 バングラディッシ
「ありがとう」なのに、「イライラする」ってどういうこと!? ―― 最初、このかるたが、精神病の方の幻聴と妄想をもとにつくられたものだとは知らずに、解説冊子「露地」をぱらぱらっとめくったら、かるたの読み札のフレーズが、目に飛び込んできまして。 「この言語感覚、なんなんだー!」と衝撃をうけました。解説冊子のタイトルも、またいいですね。 解説冊子「露地」 かるたの遊び方、札についての解説のほか、ハーモニーの利用者の自己紹介と体験談、謎の組織「若松組」との戦いの記録など、おもしろさ全開の120ページ。 石川そうなんですよ。 「露地」ってタイトルは、ハーモニーの利用者のひとりである無意識天国さん(仮名)が、自分にとってのハーモニーは「まるで一期一会のお茶をいただくために露地を通り、茶屋へと向かっているような気分のするところ」と語ったエピソードに由来しているんですよ。 ―― かるたとして遊んでもおも
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