ロンドン地下鉄刺傷事件の目撃者が容疑者に叫んだ一言が、「英国人の声を代弁している」と絶賛されている。イスラム教徒への偏見を一蹴する“名言”として、ツイッターで拡散され、英首相まで賛同する事態に。「単純化されたスローガン」への懸念を指摘する専門家もいる。 《ロンドン地下鉄刺傷事件》 英ロンドン東部の地下鉄駅で12月5日夜にナイフを持った男(29)が2人を刺して重軽傷を負わせた事件。男は「シリアのためだ」と叫びながら2人に襲いかかったという。ロンドン警視庁はテロとみて、裏付けを急いでいる。(12月8日現在) 取り押さえられた容疑者に対し、「You ain't no Muslim, bruv(あんたなんかムスリムじゃないぜ)」 英ロンドン地下鉄刺傷事件の現場の駅で、スタンガンを当てられ取り押さえられた容疑者の男に対し、通行人の男性が「You ain't no Muslim, bruv(あんたなん
小泉内閣が掲げていた自衛隊のイラク年内派遣が揺らいでいる。派遣予定地サマワに近いナーシリヤで11月12日に起きた、イタリア警察軍部隊への自爆攻撃で30人近くが死亡したためだ。悪いタイミングで来日したラムズフェルド米国防長官に対して、さすがに年内派遣を口にすることは出来なかった。現地で自衛隊員に多数の犠牲が出れば、内閣の基盤が弱体化し日米同盟そのものにまで響く可能性すら出てきた。次々と押し寄せるニュースに流されるままにせず、イスラム世界とその在りようについて、立ち止まって考えておきたい。 ◆三つの宗教は対立していなかった イスラムについて、理系だった私は板垣雄三さんの一般教養ゼミで学んだ。今、ネット上では実に大量の知識が得られる。中でも同志社大学では神学部・小原克博On-Lineの「インターネット授業」から、このテーマと関係が深い講義、宗教学8-501「宗教と平和-紛争・抑圧を克服する道を求
2015年11月13日パリでIS(イスラム国)による同時多発テロが起きた後、イラク紙Al-Mada編集長フセイン(‘Adnan Hussein)が、「これは我々の犯したテロである、我々に責任がある」と題して、厳しい記事を掲載した。そのなかでフセイン編集長は、スンニ派及びシーア派を含むムスリム全員が、世界中で猛威をふるっているテロの直接責任者である、と主張した。彼によると、ムスリム世界では、教育カリキュラム、メディアそしてモスクが、人殺しと斬首を容赦する野蛮なイスラムを鼓吹し教えこむ場になっており、平和と憐憫の情を説く別のイスラムの声は、殆んど聞くことがない。イスラムの この宗教的過激主義は、ムスリムが諸国民のなかで最高であり、それ以外の者は地獄へ落ちる不信心者である、と説き、ムスリム青少年をほかの人類を撲滅する〝聖なる世界大戦〟に駆りたてる。ムスリムはこれを認め、学校とモスク及びメディアの
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