もしあなたが「留年したら終わりだ」とか「中退したら破滅だ」とか、悲壮な思いで考えているとしたら、冷静になって欲しい――京都大学が、留年に悩む学生向けにWebサイトで公表しているメッセージ「留年について」が、ネットで注目を浴びている。 【メッセージの抜粋を見る】 「留年は単に個人の失敗としてとらえられるべきものではない」と指摘した上で、留年の悪循環から脱出するための工夫や、留年や中退は「破滅」ではないことなどを語りかける内容で、「優しい」「社会人にも共通する話だ」とネットユーザーの反響を呼んでいる。 京大の学生や教職員を支援する学生総合支援センターのカウンセリングルームが公式Webサイトで公開した文書。 京大全体の留年率は、ほかの大学と同等の約2割と説明。「これだけの人が留年したり退学するということは、留年や退学は、単に個人の失敗としてのみ捉えられるべきものではない。現在の日本の社会に