サンゴの再生活動を行うダイバー。米フロリダ州の海で(2015年5月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/HANDOUT / DAVID GROSS 【10月22日 AFP】日焼け止めに含まれる化学物質が世界各地のサンゴ礁に大きな被害を与え、その存在自体を脅していると警鐘を鳴らす研究結果がこのたび発表された。 環境毒物学専門誌「アーカイブス・オブ・エンバイロンメンタル・コンタミネーション・アンド・トキシコロジー(Archives of Environmental Contamination and Toxicology)」の最新号に掲載された研究論文によると、化学物質「オキシベンゾン(ベンゾフェノン-3、BP-3)」は、世界中の3500以上に及ぶ日焼け止め製品に含有されているという。 オキシベンゾンは、海水浴客らや沿岸の汚水処理システムから排出される廃水によって海水に混入する。サンゴ礁は、数