常にアナーキーなセッションを繰り広げてきたジャズピアニストのスガダイロー。向井秀徳、渋さ知らズ、七尾旅人ら曲者揃いのミュージシャンのみならず、異ジャンルのパフォーミングアーツ、現代美術の飴屋法水、contact Gonzo、さらにはバスケットボールという「どうやって対決するの?」とクエスチョンマークが浮かぶようなセッションまで手がけてきた彼は、まるで野武士のような粗暴さと、剣豪の鋭敏さを兼ね備えた人物だ。 そんな彼が、現在水戸芸術館で『スガダイロー・プロジェクト』を展開している。これまで山下洋輔、田中泯などの手練れとのセッションを成功に導き、そして7月、最後のvol.3に挑もうとしている。今回、自身のチーム「大群青」を率い、多数のゲストとのバトルを構想するスガと、この企画を立ち上げた水戸芸術館の音楽部門学芸員である高巣真樹、そして後半登場するスペシャルゲスト、茨城県非公認キャラねば~る君と