永久保貴一さんの実録マンガ、これが最終回です。永久保貴一『検証 四谷怪談 皿屋敷』(朝日ソノラマ、1996年)は、「四谷怪談」と「皿屋敷」について検証しています。このうち、今回は「皿屋敷」の検証を紹介します。 永久保さんは、これ以外にも、前回紹介した『永久保怪談 恐怖耳袋』の2巻で、「累ヶ淵」の検証をしています。「四谷怪談」と「累ヶ淵」については、つぎの記事を見てください。 ●「累ヶ淵」 →「累ヶ淵」補論~羽生村事件の概要~ ●「四谷怪談」 →「四谷雑談」~「四谷怪談」の実録小説 →「東海道四谷怪談」の概要(はじめに) →「東海道四谷怪談」の概要(前半) →「東海道四谷怪談」の概要(後半) →於岩稲荷に関する考察 「皿屋敷」の怪談にはさまざまなヴァージョンがあるのですが、永久保さんはまず馬場文耕の「皿屋敷弁疑録」(1756年)を紹介しています。 盗賊・向坂甚内(さきさかじんない)の娘・菊は
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