文京区幼女殺人事件(ぶんきょうくようじょさつじんじけん)は、1999年(平成11年)11月22日、東京都文京区音羽で2歳の幼女が殺害され遺棄された殺人・死体遺棄事件である。 被疑者の逮捕直後、「お受験」と呼ばれる幼稚園・小学校への入学試験にまつわる受験戦争が犯行動機とされ、「お受験」が大きくクローズアップされたことから「お受験殺人事件」または「音羽お受験殺人事件」とも呼ばれる。単に発生地名から付けただけの「音羽事件」といった呼称が用いられる場合もある。 1999年(平成11年)11月22日、文京区音羽にある音羽幼稚園において同園に通園している長男B-1を迎えに、B-1の母BはB-1の妹B-2を伴って同園を訪れた。母Bが他の園児の母たちと談話中にB-2(当時2歳)が行方不明になり、母親たちと幼稚園の職員がB-2を捜したが発見できず警察に通報した。警察は2歳のB-2が一人で遠方へ移動することは