小保方晴子ユニットリーダーによる「STAP細胞論文」の捏造疑惑で、連日、世間をにぎわせている理化学研…小保方晴子ユニットリーダーによる「STAP細胞論文」の捏造疑惑で、連日、世間をにぎわせている理化学研究所(以下、理研)。 だが、大ベストセラー『99.9%は仮説』の著者であるサイエンスライターの竹内薫氏は、「理研は間違いなく国内最高峰の研究機関です」と断言。現在の状況に同情を禁じ得ないと言う。 「理研理事長でノーベル賞受賞者の野依良治さんのような人からすると、青天の霹靂(へきれき)だったと思います。本来、理研の研究員のレベルは非常に高い人ばかり。コピペとか画像をよそから拝借するなんて、想定外だったでしょうね」 1917年(大正6年)に、日本の科学と産業の発展のために設立された研究機関である理研。1965年にノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎をはじめ、数多くの偉大な科学者が在籍していた。