DeNA に対する第三者委員会の調査報告書でなされていた信頼区間に関する説明がすこしあやういように思われたので、それについて簡単にコメントを記す。 調査報告書の背景 2017年3月13日、DeNA がキュレーションメディア事業で著作権侵害などの問題を起こしたことに対し、第三者委員会による調査報告書が出された [1] 。この報告書は以下の場所からダウンロードすることができる。 株式会社ディー・エヌ・エー 第三者委員会調査報告書の全文開示公表のお知らせ(容量が大きいPDFなので注意) この調査報告書を読んでみたところ、信頼区間についての説明が少しあやういように思われた。以下、この信頼区間の説明について見ていきたい。 まず、なぜ信頼区間というものがこの報告書に出てきたのだろうか。 この調査報告書では、DeNA のキュレーションメディアでどれだけの複製権・翻案権侵害がなされたかという問題を解き明か
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