前回掲載したユヴァル・ノア・ハラリ氏とオードリー・タン氏の対談の和訳記事。かなりの長文にもかかわらず、非常に多くのアクセスをいただいた。また多くの方がSNSで感想を述べておられたが、受け止め方は千差万別。そこで、中でもおもしろそうな意見を書いておられた方に追加取材させてもらい、記事としてまとめることにした。 関治之氏(Code for Japan代表) オードリーらしいなって思いました。オードリーは、技術は人間のためにあるというスタンス。「使い方次第だよね」というのが彼の主張です。 技術者でもあるので、プログラマーならではの返答が多かったですね。ハラリ氏が哲学的な仮定の話をしてきても、実務者として返答していたなって思いました。なので噛み合わない部分もありますが、全体的にはおもしろい議論になっていると思います。 ハラリ氏の主張は、本などで知ってはいましたが、誰かがコントロールしなくても、AI