小学校の時の話だが、クラスメイトが学校にオジギソウを持ってきた。 草なのに触ると動く!これまでの人生経験(といってもたかが10年くらいのことだが)を覆す植物の存在に、とたんにクラス中がトリコになった。その結果、みんなでベタベタ触りすぎたために、オジギソウはすぐに枯れた。合掌。 大人になった今でもオジギソウが好きで、見かけるとついつい触ってしまう。ところが、その植物、オジギソウじゃないことが圧倒的に多いのだ。触ってもピクリともおじぎしてくれないときのあのガッカリ感。ぬか喜び。落胆。むなしさと悲しみ。 二度とあんな目に遭わないためにも、どれがオジギソウでどれがそうでないのか、きっちり見分けられるようになりたいのだ。 (text by 石川 大樹) ※みなさんにもうろ覚えのオジギソウの記憶と格闘してほしいため、本物の写真は終盤に掲載します。とはいえオジギソウを今まで見たことがない人は記事の意味が