東京・浅草と伊勢崎間を結ぶ東武伊勢崎線のJR両毛線乗り入れを目指し、県と沿線3市は9月、「JR両毛線活性化に関する連絡会(仮称)」を発足させる。実現に向けた最大の課題は採算性だが、伊勢崎線沿線では東京スカイツリー(東京都墨田区)の建設が進んでおり、県などは乗客確保が見込めると判断。同連絡会は東武、JR東の両社を説得する具体構想をまとめる方針だ。 県などによると、東武伊勢崎線は東京メトロ半蔵門線(渋谷-押上)などと相互乗り入れを行っており、両毛線への乗り入れが実現すれば、浅草・渋谷-伊勢崎-前橋-高崎間を1本のレールで結ぶことができる。 連絡会に参加するのは県、前橋市、伊勢崎市、桐生市。他市にも今後、参加を呼び掛ける。県によると、両毛線への乗り入れ構想は1980年ごろからあり、両毛線沿線の各市でつくる「両毛線整備促進期成同盟会」などで協議してきたが、採算性確保などの課題をクリアできず、具体的