太陽光エネルギーを使ってCO2を資源に変える人工光合成。 工場のCO2削減をはじめとする幅広い分野での実装を目指して、 実用サイズでの太陽光変換効率の向上に取り組んでいます。 当所では、地球環境問題の解決に向けて、工場などから排出されるCO2を回収し再資源化するシステムの実現を目指しています。特に、太陽光エネルギーを用いて水とCO2で有用な物質を生成する「人工光合成」に2000年代から取り組んでおり、今、実社会への適用に向けたさらなる一歩を踏み出そうとしています。今回、これまでよりも大きい36センチ角の人工光合成セルで、太陽光変換効率7.2%を達成しました。2030年ごろの実用化を目標に、基盤技術の確立に向け研究に取り組んでいます。