JR東日本は6日、中央線などの電車内のトイレや洗面台で使う水をくみ上げている豊田車両センター(東京都日野市)の井戸水から大腸菌が検出されたと発表した。乗客らの健康被害は確認されていないとしている。 井戸水は、立川駅以西の中央線や篠ノ井線を走る普通電車27編成と、臨時の特急・快速電車3編成で、トイレ内の手洗い場や洗面台の水、トイレを流す水として使っているという。 JR東日本は5日午後5時ごろ、検査結果の連絡を受け、手洗い場や洗面台に使用禁止の張り紙をし、除菌用アルコールを置くなどした。「お客様にご不便とご心配をおかけして申し訳ありません」と、今後の対応を検討している。 JR東日本は、この井戸水を1年に1回定期検査していて、昨年7月末の検査では大腸菌は検出されなかったという。
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