自衛隊によるインド洋での給油活動とイラクの復興支援活動に派遣された自衛隊員のうち56人が、派遣後、在職中に自殺していたことが、防衛省のまとめで分かりました。このうち4人が公務災害と認められたものの、派遣との直接の関連は分からないとしています。 それによりますと、アメリカの同時多発テロ事件後の平成13年から、一時的な中断を挟んで平成22年までの9年間続いたインド洋での給油活動では、27人の海上自衛隊員が、派遣後、在職中に自殺しています。 また、平成15年から21年までの6年間続いたイラクの復興支援活動では、21人の陸上自衛隊員と8人の航空自衛隊員が、派遣後、在職中に自殺していて、自殺した隊員は2つの海外派遣で合わせて56人になります。 自殺の原因について防衛省は、精神疾患などが14人、家庭の事情が7人、借金が6人、職務が原因となったのは3人で、このほかの26人は、ほかの原因か、原因が不明だと