富山大は21日、遺伝子を組み換えた動物の殺処分を大学の内規に反して管理区域外で行っていたことを明らかにした。平成17年度以降、128件に上るといい、既に文部科学省から厳重注意を受けたという。 大学によると、不適切な処分をしていたのは生命科学先端研究センターの動物実験施設。施設外に遺伝子組み換え動物が逃げ出したことはなく、外部への影響はないという。 7月に殺処分したはずのラット3匹が管理区域外にある保管冷凍庫で蘇生しているのが見つかり、調査した結果、殺処分を行う施設を管理区域にしていなかったことが判明した。また、殺処分時に呼吸が停止しているかどうかを確認していないことも分かった。
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