トヨタ自動車と住友林業は、内外装やフレームなどに国産木材を使ったコンセプトカー「 SETSUNA ( セツナ ) 」を4月12日からイタリアで開かれる国際見本市「ミラノサローネ」に出展すると発表した。 セツナは全長約3メートル。外板には杉、ハンドルにはヒノキなどの国産の木材をふんだんに使った。 外装はネジやくぎを使わない日本の伝統的な技法で、なめらかなラインを描いた。両社の開発者が、年月を経ると色合いの深みが増す木材を活用した共同開発に取り組んだ。 エンジンなどが搭載されており、公道以外では最高速度45キロ・メートルで走行できる。ただ、市販は予定していない。