成長とともにその名を変える「出世魚」。 同じ魚でも大きさによって呼び名が違うと、ややこしいですよね。 名前が変わっても出世魚に分類されない魚もいるので、出世魚について正しく理解している方は実はとても少ないのではないかと思います。 今回は、そんな出世魚について詳しく解説し、代表的な出世魚と、出世魚に間違われやすい魚をご紹介します! 出世魚とは、成長するにしたがって呼び名が変わる魚のことです。 出世魚がそう呼ばれる所以は、江戸時代までの武士の慣習にあります。 当時の武士の間では、元服(=成人になったことを祝う儀式)を迎えると、幼少期に付けられた幼名から大人の名前に変える習わしがありました。 幼名といえば、豊臣秀吉の日吉丸や、徳川家康の竹千代が有名ですね。 また、出世(=社会的に高い地位や身分を得ること)の際にもその地位に合った名前に改名することが多く、縁起が良いとされてきました。 このような慣