◇個人情報を「晒す時代」 最近のネット対応体重計がすごい。体重計が無線LANで直接インターネットにつながり、乗った端からデータをクラウドにアップする。しかもその体重をフェイスブックやツイッターに発信できる。ネットで探すと実際に発信している人が結構いるのだ。皆に見られているという意識でダイエットが長続きするということもあるらしい。 さらにネットで探すと、この種のプライバシー発信系のサービスが結構出てきている。自分の持ち物を写真に撮ってアップし、同じ物を持っている人同士で盛り上がるとか。もっとすごいのはクレジットカード利用データをどんどん上げていくなどというのもある。同じ出費経験で盛り上がるのか、皆に見てもらうことで浪費癖を抑える効果もあるのかもしれない。感じるのは、プライバシーというものに対する意識が変わりつつあるという時代の風だ。 ヨーロッパの情報通信技術関係の会議に参加すると、年配者から
【ベルリン篠田航一】債務危機に陥ったギリシャへの支援策を巡り、ユーロ圏で最大の支援を求められているドイツで、歴代首相が「ドイツだって昔は助けてもらった」「(独現政権の)対応が鈍かった」など持論を展開している。戦後ドイツ(西独)で存命するのはメルケル現首相(57)を含め4人。発言からは、どの政権下でも欧州統合が戦後ドイツ外交の重要テーマだったことを物語っている。 第二次大戦に従軍経験を持つシュミット元首相(92)は先月、「廃虚になった戦後のドイツに、米国やフランスは『自己責任だ。勝手に落ちぶれろ』とは言わなかった。彼らは復興プランで支援してくれた」と述べ、戦勝国側の寛容さを回顧。「当時の状況に比べれば、現在のギリシャ危機は大した問題ではない」と述べ、長期的な視野に立って支援する重要性を訴えた。 また、巨額の債務についても元首相は、ドイツが第一次大戦(1914~18)後のベルサイユ条約で負った
過激な性描写がある漫画の販売規制を強化する東京都の改正青少年健全育成条例に関連し、石原慎太郎知事は17日の定例記者会見で、72年発行の自著「真実の性教育」(光文社)に「いかなる書物も子供を犯罪や非行に教唆することはない」などと記述していたことを指摘され、「そのころ私は間違っていた」と述べた。「変態を是認するような本は、あのころあまりなかった」と釈明し、条例改正の正当性を強調した。 石原知事は、規制対象となる性的な漫画について「世の中に変態ってやっぱりいるからね、気の毒な人でDNAが狂ってて。読んだり、描いたりにエクスタシーを感じるのは結構。子供にさらさないように処置しただけ」と述べた。 また、中年男性の少女愛を描いたナボコフの小説「ロリータ」(55年)を例に挙げ、「当時ショッキングだったけど、あの程度なら叙述の美しさもある」とし、少女強姦(ごうかん)などを描いた現代の漫画に対しては「何の役
同僚から性的暴力を受けたとして国を訴え、勝訴が確定した航空自衛隊の元女性自衛官(24)が、元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏の著作で名誉を傷つけられたとして、謝罪を求める通告書を17日付で田母神氏側に送った。女性の代理人が19日明らかにした。事件を「男女間の“いざこざ”の類(たぐ)い」と表現し、女性の入院歴など虚偽の記載をしているとしている。 女性は在任中に性的暴力を受けたうえ退職を強要されたとして国に損害賠償を求めて提訴し、札幌地裁が7月、事実関係を認めて国に580万円の支払いを命令。国側は控訴せず、判決が確定した。田母神氏は事件当時、空自トップの航空幕僚長だった。 問題になっているのは、田母神氏が昨年5月に出版した「自衛隊風雲録」(飛鳥新社)。女性側は「女性は精神的に不安定で、病院に2回ほど入院した」などの記述は事実に反するとしたうえで「職務上知りえた女性のプライバシーにかかわるこ
【アジア総局】ミャンマー東部カイン州ミャワディのタイ国境付近で7日、APF通信社(東京都港区)代表で、ジャーナリスト、山路徹(本名・松本徹)さん(49)が不法入国容疑で警察当局に拘束されたことが分かった。在ミャンマー日本大使館が電話取材に明らかにした。山路さんは同国で20年ぶりに実施された総選挙の関連取材のため、タイ国境を越えた直後に拘束されたとみられる。 大使館によると、山路さんは7日午前8時半(日本時間同11時)ごろ、ミャワディに入ったところを地元警官らに見つかったらしい。ミャワディは今夏まで国境が開かれていたが、現在は閉鎖されている。 ミャンマー軍事政権は今回の選挙で外国人記者の入国を禁止し、取材を規制していた。 APF通信社は、07年に同国ヤンゴンで反政府デモを取材中に射殺された映像ジャーナリスト、長井健司さん(当時50歳)も所属していた。山路さんは入国直前、簡易サイト「ツイッター
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