マインドフルネスの実践は、いつ、どこで、どうやればいいのか。企業向けマインドフルネス・ソリューションを世界中で提供する専門家が、1日を通しての実践法を紹介。 読者の皆さんは、こんな感覚をよくご存じだろう。その日の予定を明確に意識して出社する。そして時間が瞬く間に過ぎ、気づけば帰宅の途についている。9~10時間ほどが経ったのに、優先事項のうち2つか3つしか達成できていない。 そんな時は往々にして、自分が1日何をしていたのかを正確に思い出すことさえできない。この感覚がよくあるという方、心配はご無用。それはあなただけではないからだ。研究によれば、人は起きている時間のうち約47%を、実際に取り組んでいること以外の何かについて考えながら過ごしている(英語記事)。言い換えれば、多くの人は「自動操縦」状態で動いているのだ。 加えて、世の中はいわゆる「アテンション・エコノミー」の時代に突入している。関心・