2009年11月8日のブックマーク (1件)

  • 空白 - ru

    長い間モノを作っていると、と言っても、自分では長い間モノを作っているなんて実感は大して持っていないのだけど、まあそれでもいろんな状態を経験したりする。自分から湧き出てくる意欲の喪失もその一つだ。 昔はコレが怖くてしょうがなかった。というより、今までコレが怖くなかったことなんて無い。人の創作意欲なんてものは、おそらく9割方は、憎しみだとか、喪失感だとかに基づいているものだ。だからこそ、ある病に侵されているときにはとんでもないテンションで眼を見張るような作品を作っていた作家が、そこに一定の充足が訪れたとたんに陳腐な作品を作り出したり、若い時には欲望にさいなまれつつ、道を見出そうとしてがむしゃらに走っていた人間が、ひとたび道に嵌ってしまうと輝きを失ってしまったりするのだ。 かと言って、そこに他人の幸せだの、崇高な理念だの、嘘っぱちの思想だのを持ってきて意欲の代用にするなんてのはもってのほかで、む

    beel108
    beel108 2009/11/08
    創作意欲について