印刷 メール 村上隆に作品落札額の1% カタログ掲載の対価 計240万円で落札された村上隆の作品2点のうちの一つ「タイムボカン−Fatman Gold」(C)Takashi Murakami/Kaikai Kiki) 作品に1億円超の高値がつくことでも知られる現代美術家の村上隆が、国内のオークション会社と、「転売時の落札価格の1%を受け取る」契約を結んだ。これまで芸術作品の作者は作品をいったん手放せば、高く転売されても利益を還元されることはなかった。そんな現実に風穴を開けようとする試みだ。 契約相手は「エスト・ウェストオークションズ」(東京都品川区)。古書店が本を高く売っても、著者が金銭を受け取ることがないのと同様、オークション会社など転売業者に作者への法的支払い義務はない。 そこで村上は、エスト社が出品作品を紹介するカタログに、作品の画像を掲載することへの対価として落札価格の1%を受け取