NGNが登場して10年以上がたちますが、NGNへのサーバ接続であるSNI(application Server-Network Interface)は、CDN事業者から見ると、その単価が一般Internet配信接続の100倍以上の値付けとなっており、非常に使いにくい(実際には高すぎて使えない)ものになっています。今回はこの裏にある構造的・根本的な原因について、まとめてみたいと思います(SNIが高すぎるのは、単純にNTTが高コスト体質云々という話でないです)。 Internetのコスト負担 一昔前にネットワークインフラのただ乗り議論がありました。その後どうなったかというと、ただ乗りが当たり前になり、現状ではInternetの配信側と受信側のコスト負担は1:100以上になっています。 一つの例として、CDNの国内市場規模はだいたい数百億円、それに対し光回線・モバイル回線・ISP事業等を含めた国
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