「イーストフード、乳化剤不使用」を強調表示するパンも見られるが、それは消費者への適切な情報提供といえるだろうか。(写真はイメージ) 本見解は、山崎製パンと他社のパンの分析結果だけでなく、表示の消費者に対する影響力の大きさ、表示がビジネスの手法のひとつになっていること、その背景にある消費者の認識など、多くの重要な課題を投げかけている。 強調表示は、安全に関わらない任意の表示 食品の表示には保存方法やアレルギーなどの安全に関わる情報と、原料原産地、栄養成分、遺伝子組換えかどうかなどの消費者の商品選択に資する情報を提供する表示がある。また、表示には「義務表示」と「任意表示」があり、食品表示法に従って表示されている。 極端な言い方をすれば、消費者の健康被害に直結するのは、アレルギー、それに食中毒に関わる表示だけともいえる。 これに対して強調表示は、不足しがちな栄養成分について、たとえば「高タンパク
![「無添加」「不使用」に安易に飛びついてはいけない 山崎製パンが実証、「強調表示」を巡る知られざる真実とは | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/392e5d92af79c55ee4bcbe9d18051c904fd62516/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2F6%2F1200mw%2Fimg_c6c1f438863a524a11a60c7c81656ab1475675.jpg)