キヤノンのトップは、御手洗冨士夫代表取締役会長CEO(84)だ。同社公式サイトの「会社概要」のページには、冨士夫氏の名前はあるものの、代表取締役社長COOの真栄田雅也氏(66)の名前は記されておらず、冨士夫氏のワンマン経営であることが垣間見える。 冨士夫氏は、1935年大分県出身。大分県立佐伯鶴城高校から転学して東京都立小山台高校を卒業後、1961年3月に中央大学法学部を卒業し、同年4月に伯父・毅氏が創業者の一人(※ 追記あり)であったキヤノンに入社している。1979年にキヤノンの米国現地法人社長に就任した。 1995年、冨士夫氏より3歳年下で、第5代キヤノン社長を務めていた従弟の肇氏(マサチューセッツ工科大学大学院で電子工学を修めた技術者)が社長在職中に亡くなった後、第6代キヤノン社長に就任している。冨士夫氏は社長就任後、キヤノンの財務体質強化、収益性の低い事業の切り捨て、生産性の高いセ
![ソニー下克上の現実味、元社員も嘆く御手洗キヤノンの惨状](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f565ca78bc6b1178593b7c55f6d9aad75f51357e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fagora-web.jp%2Fcms%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F10%2F31762291011_bf96070f58_c.jpg)