乃村工藝社は8月にも、従業員の体力を視覚化したバーチャルオフィスの提供を始める。ベンチャーのH2Lのセンサーを用い、バーチャル空間内の従業員の「アバター」(写し身)に反映させる。同僚が声をかけるタイミングを計りやすくなるなど、コミュニケーションが円滑になるという。 従業員のふくらはぎに筋肉の動きを検出するセンサーを付け、緊張や残りの体力を推計する。バーチャル空間内の「アバター」にリアルタイムに反映し、従業員間で共有することで、話しかけられるタイミングかどうかをわかりやすくする。 リモートワークで、表情や視線、身振りなど非言語的コミュニケーションが取りづらい課題に対応する。テストでは疲労度などが可視化され、働き方改善の参考になるとして、一定の手応えを得た。 乃村工藝社はバーチャルオフィスと実際の物理的なオフィスの双方を生かした「デュアルワーク」向けの空間デザインを企画・開発する。8月中にベー