共和、民主両党それぞれが7月にオハイオ州クリーブランドとペンシルベニア州フィラデルフィアで全国党大会を開催し、共和党は実業家兼テレビパーソナリティのドナルド・トランプ氏を、民主党は前国務長官のヒラリー・クリントン氏を大統領候補に擁立し、過去3カ月余り激しい本選挙キャンペーンが繰り広げられてきた。 しかし、11月8日の大統領選挙投票日までわずか残り1日となり、いよいよ大詰めを迎えつつある。共和党全国党大会閉幕直後にトランプ候補が一時クリントン氏の支持を上回る局面があったものの、9月末から10月中旬まで合計3回行われた大統領候補討論会では、いずれもクリントン氏がトランプ氏に勝利したと一般有権者により判断され、本選挙キャンペーンは基本的に「クリントン優勢」のまま推移してきた。