電力会社の電気に頼らず、どこまで暮らせるのか。1カ月の電気代を190円にまで下げた一人暮らし男性記者の「5アンペア生活」。昨夏から、その暮らしに伴侶が加わった。夫婦でも5アンペア、続けています。 ■妻も慣れ「つらくない」 10アンペアのエアコンも13アンペアの電気炊飯器も使えない。そんな節電生活は結婚を機に終わりだろう。誰もがそう思っていたようだ。「続ける」と言うと、両親を含め多くの人が「せめて2人で10アンペアにしたら」と反対した。 2012年7月、「普通の暮らしはできない」と電力会社の人に忠告されながら5アンペア生活を始めた。エアコンがわりに扇風機と行水、炊飯器は鍋炊きにかえた。名古屋に転勤した後はベランダにソーラーパネルを設置。今では扇風機もポータブル冷蔵庫も太陽光で動かしている。 「2人でもできる」。私はそう思ったが、無理強いはよくない。6歳年下で保育士の妻(34)に確かめると「や