日本が決勝トーナメント進出を決めたサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会。28日のポーランド戦、ボルゴグラードのスタジアムは最後の10分間、ブーイングが響き渡る異様な雰囲気に包まれた。 後半37分、長谷部誠(34)が投入されてまもなくだった。異変に気づいた観客席がざわつき始めた。同点弾を祈って声をからしてきたのに、急に日本が攻め気を失いボールを回し始めた。 「どうなってんの?」「コロンビアが1点勝ってるらしい」。スマホを通じて多くの人たちはすぐに状況を把握した。それでも、負けている状況での時間稼ぎに戸惑いが隠せない。 やがて、会場からブーイングが起き始めた。3分間の追加時間に入り、そのボリュームは何倍にも増していく。日本を応援していたロシア人たちも、一斉に態度を変える。「負けていいのか!」と日本人からも声が飛ぶ。目の前の試合よりもスマホに注意が向く。応援の声も途切れ、異様な空気に包まれ
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