法律を勉強すれば実生活で損をするようなことは少なくなるし、ちょっとした場で知ったかぶりをすることができる。エキスパートになってしまえば、そこそこ高い給料も貰える。少し時間はかかるかもしれないが法律を勉強することで損するようなことはない。 しかし、最近は一般人がはたして法律をガリガリ勉強する必要が本当にあるのかと思うようになった。 というのも、多数決の民主主義で作られる法律というものは意外とよくできており、それほど僕らの通常の感覚から外れるような理不尽な結果をもたらすことは多くない。仮に個々の条文通りに解決したら理不尽になる場合でも、権利濫用だ信義則だといった一般条項で修正されることもある。 むしろ僕らが法律に関して理不尽だと感じる場面というのは、個々の法律の条文というよりは、個々の事実の立証の場面である。 セクハラやパワハラを受けたら被害者は加害者に損害賠償を請求できる。しかし、セクハラや
![僕らは法律を勉強しなくてもよいかもしれない - 法廷日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/668f00b86f233ad97dc46fbbdb740763f44aacb6/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F411dAlyF9SL.jpg)