世界で約1億2500万人の会員数を誇る動画配信サービス、Netflix。テレビとは"一味違う"オリジナルの映像作品を数多く制作してきた。2018年には、約700もの映画やドラマなどの作品を配信する予定という。 日本版は2015年9月にスタートした。国内での会員数は非公表だが、ブランド広報担当ディレクターの松尾崇さんは、「満足いくことはない」と前置きしつつ、日本国内でのNetflixの広がりをあえて採点するとしたら「100点満点中100点」と話す。
![Netflixは「今の時代につくる意義」を考えている](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/097e0cbcc065df5b25b614eee2d7b89557534c95/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c631d7825000023047fec63.jpeg%3Fops%3D1200_630)
線の味わいにこだわる作品が現れて、実に嬉しい。それは春新番組のテレビアニメ「メガロボクス」(4月5日深夜よりTBS系)のことである。古典的名作「あしたのジョー」連載開始50周年記念作品で、近未来社会を舞台に原典のエッセンスを投影した異色作だ。その「線のこだわり」も出崎統の監督デビュー作であるアニメ版第1作目「あしたのジョー」(1970)の描線と、おおいに関係がある。 アニメ版「ジョー」はボクサーのハングリー精神、情熱と闘志を鮮烈で革新的な映像で描きぬいて強い印象を残した。中でも当時最新鋭の「トレスマシン」による「線の表現」は独特のものがあった。これはスポーツ根性ものをブームにした「巨人の星」(68)の途中から導入されたものだ。ディズニーが1961年の長編「101匹わんちゃん」から電子写真技術によるコピー機(ゼロックス)を採用し、動画のラフな鉛筆線をセルへ転写し始めた潮流を受けたもので、日本
昨年大ヒットした『君の名は。』(新海誠監督)、『この世界の片隅に』(片渕須直監督)、『聲の形』(山田尚子監督)、そしてスタジオ地図の細田守監督作品など、アニメーション映画はバリエーションに富み、今でこそ多くの方にも受け入れられていますが、2000年代初めころは、「ジブリとそれ以外」といった見方をされていたような印象です。そんな頃に、湯浅政明監督の『マインド・ゲーム』を劇場で観て、大きな衝撃を受けました。 当時、『マインド・ゲーム』の予告編を観て、「『劇場版クレヨンしんちゃん』や『ちびまる子ちゃん あなたの好きな歌』のあのシーンを作っていたのはこの人だったんだ!」とパッと観ただけでも分かったぐらいでした。大胆な演出と魚眼レンズのような構図、そしてカラフルな色彩。アニメーターを務めていた『ちびまる子ちゃん』から『夜は短し歩けよ乙女』まで、湯浅監督にしか描けないアニメーションを作り続けています。
映画ナタリー Power Push -「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」神山健治×岩井俊二インタビュー 光と声が生み出すアニメの新しい実在感 神山健治が監督を務めるオリジナル長編アニメーション「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」が3月18日に封切られる。岡山の美しい自然や幻想的な夢の国などを舞台に、ごく普通の女子高生・森川ココネが、自身の過去につながる大きな事件に巻き込まれていく。主人公ココネを高畑充希が演じ、その脇を満島真之介、古田新太、高橋英樹、江口洋介らが固めた。 映画ナタリーでは、監督の神山と「花とアリス殺人事件」で劇場アニメーションを監督した岩井俊二との対談を実施。ストーリーやアニメーション制作の裏側、映像における光の意義、俳優の声の質などについて語ってもらった。なお現在、岡山出身の女優・桜井日奈子と本作のキャスト前野朋哉との対談も公開中だ。 取材・文 / 伊東弘剛 撮影
ーー 『夜明け告げるルーのうた』は原作のないオリジナルストーリーです。物語の主軸になっている「14歳の少年による心の解放劇」は、湯浅監督が長らく描きたかったテーマなのでしょうか。 湯浅 僕は大ヒット作を監督したことがないので(笑)、反響がないとよくネットでエゴサーチをして、自分の作品を観た人の反応をこまこま確かめるんですよ。すると、「人には薦められないけど、好き」「皆には薦められないけど、面白かった」なんてコメントがよく見つかる。謙虚というか、消極的というか、最初はなぜそんな言い訳が必要なのか不思議だったんです。本来、自分が感じた「好き」は、言い訳なしで「好き」と言っていいはずなのに。 ーー 多くの人が好むものでないと、「好き」と公言できない空気があると。 湯浅 若い人に限らないかもしれませんが、「人と違っている、変わっている」と思われるのが嫌な人が多いように見えますね。若いうちは生きてい
※表示されない場合はここをクリック ▼ポスター画像 来自:weibo @大妈妈 主人公の明美(míng měi/ミンメイ)ちゃん 割とすでに危機的状況です(笑 明美ちゃんがゴリラ先生に恋をして猛アタックしていくお話 次々とおバカな猛アタックをかける明美ちゃんとアニメーションがとっても楽しい。 学生制作アニメでこんな素で笑ったのは久しぶりかも ちなみに「明美的初恋」というタイトルを見て日本人っぽい名前だなぁとは思っていましたが、 町並みや夏祭りの様子も思いっきり日本が舞台の作品のようですね。 夏祭りの様子とかきちんと描かれていて凄い。 日式食パンダッシュな明美ちゃん 日式美少女化な明美ちゃん 今年の学生制作アニメは面白そうな作品が沢山あるので、また追々書いていきたいと思います
「hirokiazuma.com」 東浩紀さんと山本寛監督が対談したという記事を読んで、ヤマカンってアニメの批評についてめちゃくちゃ意欲があるんだなと再認識した。「ヌーヴェルヴァーグだ」とか、「アニメ批評家は存在しない」とか批評について並々ならぬ強い意志を感じるんだけど、「アニメ批評だ」って声高に言ってる人って多分ヤマカン一人だけなんじゃないかな。「ヤマカンの後に続こう」なんて人は、誰もいやしないように思えるし。それで、なんでアニメに批評が根付かないのか考えてみた。 アニメについて膨大な知識を持っていて尚且つ批評する力がある人がいないから 多分、こういう人ってほんとに一握りの人物しかいないと思う。批評できる力があっても、アニメに対してそんなに詳しくないとか。アニメについての知識は豊富なんだけど、批評する力がないとか。両方持ち合わせている人物が極端に少ないように思える。だから、アニメ制作のプ
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岡田斗司夫が自身のお仕事人生について夜半まで語りまくる「遺言」イベントもとうとう第六章。そして、ついに完結となった。いや、岡田も言ってたが、本当にこのイベントが終わる前に本人が死ななくて本当に良かった。 前回の「あとは落ち葉広いのようなもの」との言葉通り、今回は没企画についての紹介がメインだったのだが、当然ながら知らないことばかりで面白かった。岡田の日記や同人誌で目にして以来、非常に気になっていた幻の「トップをねらえ!2」岡田版エンディングについてもきちんと聞くことができ、大満足の一夜だった。 例によって、今回も自分用のメモとしてまとめ記事をアップする。いつもながら、括弧内は私の勝手な感想なのだが、それ以外についても私の主観が入っているのでそのつもりで。 <今後のイベントについて> ○ とうとう「遺言」イベントも第六回になってしまった。今日で終わらせるぞ!予備日として来月もロフトプラスワン
第22回国民文化祭 TOKUSHIMA 2007 メディア芸術祭 徳島展 10月27日(土)〜11月4日(日) 四国大学交流プラザ 10月27日(土)13:00〜14:30 富野由悠季 特別講演 「個性をワールドワイドに対置させるために」 (覚えている限りをレポートします) 壇上のホワイトボードに大きく「対置」と書いて 早口で演題を言う富野監督 ちょっと戸惑う250人の客 そこでもう一度演題を繰り返して 監督曰く 「対置という難しい言葉を使いました。 なぜこのような言葉を持ってきたか、今日来てくれた人が対置という事を考えてくれたら これ以上、今日の講演でいうことはないのでこれで終わります」(会場の半数だけ笑う) 「笑ってくれた人はだいたい分かってると思います エーーーッッとなった人は話さなくちゃいけないので話します」 という慣
■09/29■ 昨日のアニメな打ち合わせのときに、 アニメ業界の現状をたっぷり聞きました。 覚え書きの意味も含め、 書いておきます。 ●演出できない原画マン アニメーターさんとは、 動画 ━ (動画チェック) ━ 原画 と上に上がっていきます。 原画の先は、 原画 ┳ 作画監督 ━━━ キャラクター設定 (作画コース) ┣ 演出 ━━━━━ 監督 (演出コース) ┗イラストレーター ━ マンガ家 (独立コース) かつては動画を5年ほど経験してから、 原画マンになったそうです。 しかし、ここ10年ほどで 状況が変わっているとか。 現在、動画の大多数は韓国・中国で まかなっています。 後述しますが、早くて安いからです。 すると、国内の新人アニメーターは、 動画を2年前後経験しただけで、 原画マンになってしまいます。 「すぐに昇進していいじゃない」 と思えそうですが…… 動画と
東映アニメーション/ガイキング OP絵コンテ・演出・メカ作監:大張正巳 原画・キャラ作監:愛姫みかん 原画:雨宮哲 大籠之仁 田村勝之 椛島洋介 牟田口裕基 愛姫みかん 大塚健 森田岳士 山下高明 西田達三 大張正巳 まさひろ山根 戸隠三郎 今頃、『大空魔竜ガイキング』のOPネタで遅くてすみません。 戸隠名義で金田伊功氏がひさびさに原画に参加したと聞いて、一度DVDのコマ送りで確認しようと思いつつ、半年近く経ってやっとDVDレンタルしてきました。 で、Photoscapeの力を借りて、下記分析を試みました。(というか実はこれをやりたくて、Photoscapeを導入(^^;)) 金田伊功の担当シーンは、1'51"~1'55"のわずか4秒。上記図解では右下に小さな数字で各絵のコマ数を記した(右クリックで「リンクを新しいウィンドウで開」いて下さい)。 コマ数はDVDのコマ送りで確認した数字で、ビ
最近のアニメ作品やその他のサブカルチャー作品を見ていて疑問に思うことがある。それは、ある種の共同体主義的な価値観が過度に肯定されている点である。ある種の共同体主義的な価値観とは、古き良き日本の価値観とされているもの、ある地域の住民同士による助け合いの精神のことである(最近のアニメ作品では、例えば、『大江戸ロケット』の名前を上げることができるだろう)。 競争的関係と家族的関係 http://d.hatena.ne.jp/ashizu/20070111#1168532200 この点に関して、僕は、以前、上記のエントリで、競争的な人間関係に対立する家族的な人間関係として、そのような価値観を位置づけた。そして、それから、競争的関係の行き詰まりを打開する道を探るために、家族的関係を描いている作品をいくつか検討していったわけだが、こうした作品から、十分にその可能性を汲み出すことはできなかった。 そこで
アニメを映像面からみるとき、評価軸は二つある。 ひとつは、絵の美麗さ。 ひとつは、動きのよさ。 「絵の美麗さ」とは、いうまでもなく一枚一枚の絵の美しさ。本来は、レイアウトなども含めて絵としての完成度が測られるべきだが、最近では、キャラクターが可愛く描けているかどうかに重きがおかれる傾向がある。 しかしながら、アニメは構造上、多くの人間によって描かれるため、描き手の能力や個性によって絵柄がブレることになる。そのため、作画監督という役職を置くことで、1話単位での絵柄の(できるかぎりの)統一を図っているのが実態。 場合によっては、さらに“総作画監督”という全話にわたって絵柄を管理する役職を設けることもある。 「動きのよさ」とは、動画=動く絵としての心地よさ。細かい表情や、仕草、あるいは派手なアクションなど。この動かし方やタイミングはアニメーターとしての技術力が最も現れる部分であり、個性がはっきり
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