2010年2月3日に産声を上げたTwitterベースのライブストリーミングサービス「TwitCasting」、通称「ツイキャス」は3度の危機を経験し、ついに運営者の赤松氏(モイ代表取締役の赤松洋介氏)も心が折れかけてしまう。 インタビュー後半となる本稿では、彼らがどこでサービス存続を「踏みとどまったか」に迫ってみる。 実は買い手がみつかっていたツイキャス ーー3度目の危機ではユーザーが増えてくることでサーバーなどのリソースが膨らみ、コスト的に厳しくなってくるわけです。いつ頃から顕著になってきましたか。 「去年の夏あたりですかね。2012年の夏です。ああ、夏休みって凄いんだなってことを感じたのを覚えてますね。確かに結構いけるんじゃないかっていう手応えの反面、資金はどんどん追加しなくちゃいけない。当然(お金が)足りなくなるわけです。 正直いって本当に辛かった。キャッシュは出ていくけどどこからお