日本の総人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)が23.1%に上昇して過去最高を更新したことが、総務省が29日発表した平成22年国勢調査の「1%抽出速報」で分かった。30歳代女性の未婚率も過去最高を記録。15歳未満の年少人口の割合も13.2%に低下しており、少子高齢化がさらに深刻化していることを裏付けた。 速報によると、総人口は1億2805万人で前回調査(17年)から0.2%増だった。65歳以上の人口は2929万人となり、高齢化率は17年比2.9ポイント増。ドイツ、イタリア(いずれも20.4%)を引き離し世界最高水準を維持した。逆に、年少人口の割合はドイツ(13.5%)やブルガリア(13.7%)を下回り世界最低水準だった。 世帯構成別では、単身世帯(31.2%)が、夫婦と子供の世帯(28.7%)を初めて上回った。65歳以上の1人暮らしは457万人で、調査開始以来初めて400万人を突