タグ

ブックマーク / erogamescape.dyndns.org/~ap2 (3)

  • Sek8483さんの「素晴らしき日々 ~不連続存在~」の感想

    これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。 2015/07/20 長文感想を追加 ────────────────── 奇怪にバランスのとれた名作です。ウィトゲンシュタインの哲学書『論考』を土台として、その上にイジメやカルト宗教を材料としたわかりやすいエンタメを築くと、印象的なBGMやら文学のモチーフやらを宙にちりばめ幻惑させる。そんな三位一体となっている。事実と空想を――言葉と旋律を、天秤のあっちとこっちへ軽業師みたいに投げ入れてく、その心意気がよいです。CG原画にせよ、キャラボイスの演技にせよ、シナリオ構成にせよ、バランスの崩しっぷりとその立て直しが冴えてます。 それゆえ欠点になりうる部分も多くあげられる。序章 (体験版部分) が導入としては意味不明すぎること。自殺、中二

  • OYOYOさんの「WHITE ALBUM2 ~closing chapter~」の感想

    できあがった作品に「個人的な感動を覚え」(ry、長文を書いたらアホみたいに長くなってしまいました。[1]ネタバレ無し内容紹介、[2]既刊関連作品9作の紹介と攻略順について、[3]ネタバレ感想、が主な内容になります。ちゃんと作品を見渡せる作品ガイドにするつもりだったのですが、[3]以降は文字通りの感想文になってしもうた。 今回、とっても長くなったので目次的なものを。 1. 内容紹介……(※ネタバレ無) 2. 既刊の関連作品……(CD、小説などの簡単な紹介。※ネタバレ低) 3. お薦め攻略順……(インタビューでの丸戸氏のお薦めと、既刊全作品を含めた個人的お薦め。※ネタバレ小) 4. 作品感想……(※ネタバレ大) 5. 余談……(ネタ) ▼内容紹介 (ネタバレ無) 孤独な天才ピアニスト・冬馬かずさ。学園のアイドル・小木曽雪菜。何の接点も無かった二人を繋ぐ絆となったのは、誰に対しても誠実で優しい「

  • armchairさんの「WHITE ALBUM2 ~closing chapter~」の感想

    恋愛ゲー」あるいは「ビジュアルノベル」の極北にして、最低なる傑作。一個作品として完全であるがゆえに、一個作品を決して超えられない。ただそれだけの作品。 プレイして最初に覚えた感覚は、不快感だった。「なぜ彼はこんな行動をとることができるのか」。 疑問ですらない。憤りと言い換えられるかもしれない。全く共感のできない「誠実」や「好意」の形に対する、ただただ、強い苛立ち。それだけだった。 普通だったらそこまでだ。不快なキャラのいる作品、というだけ。そこに注視しないよう、あるいはそれを非難の的にするつもりで、見下してやりながらプレイすればいい。自分の中での作品の価値を下げ続けて、鈍感なまま、結末に至ればいい。 けれど、この作品はそれを許しはしない。全てには理由があるのだと、気持ちの悪いほどの因果関係を、作中のキャラクターたちが、言葉で、行動で、証明する。「だって、彼は……」と。感情移入など到底出来

    benzostyle
    benzostyle 2012/03/26
    ”たとえこの作品自体に全てがあったとしても、この先には何もありはしないと。この作品の方角には、これ以上のものは存在しないと、これが限界なのだと、素直にそう思うから。”
  • 1