浜野謙太(Vo)率いる7人編成のファンクバンド、在日ファンクが日本コロムビアよりメジャーデビュー。その第1弾作品となるニューアルバム「笑うな」が完成した。インディーズで活躍を続けてきた彼らが、なぜこのタイミングでメジャーデビューを決意したのか。インタビューではこの節目に合わせ、インディーズ時代の活動を影で支え、メジャー進出にも一役買った川副耕介マネージャーを交えて在日ファンクの歴史を振り返るとともに、ハマケン個人の歴史にも迫った。 取材・文 / 臼杵成晃 撮影 / 宮腰まみこ 浜野謙太はインテリなのか? ──浜野さんはこれまで、自分のルーツについての発言をあまりしていないですよね? 浜野謙太 ああ、そうですね。あんまり詳しくはしゃべった覚えがないです。 ──在日ファンクをはじめとする浜野さんの音楽を聴いたり、そのほかのカルチャーに対する関わり合いから推測するに、根っこの部分は案外インテリな