米ノースカロライナ(North Carolina)州の病院でがんの化学療法を受ける女性(2010年8月4日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Chris Hondros 【6月1日 AFP】世界のがん発症数は人口動態や生活習慣などの要因によって2030年までに現在よりも75%近く増えると予測した研究論文が1日、英医学誌「ランセット・オンコロジー(Lancet Oncology)」に掲載された。 仏リヨン(Lyon)に拠点を置く国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer、IARC)のフレディー・ブレイ(Freddie Bray)氏が率いる研究チームの論文によると、2008年に新たに報告されたがん発症例は1270万件だったが、2030年には2220万件に増加する見通し。このうち90%は貧困国で発症するものだとい