プロ野球、ソフトバンクホークスなどによると、南海やダイエーで捕手として活躍し「ドカベン」の愛称で親しまれた香川伸行(かがわ・のぶゆき)さんが26日、死去した。52歳だった。葬儀などは未定という。 【ルーキーイヤーの写真】3000試合出場の野村克也捕手に花束を贈る香川さん 徳島県生まれ。大阪・浪商高校(現・大阪体育大浪商)で甲子園に3度出場し、1979年春の準優勝に貢献。後に中日などで活躍した牛島和彦投手とバッテリーを組み、通算5本塁打を記録した。 79年のドラフト2位で南海ホークスに入団した。巨体を生かした豪快な打撃で人気を博し、捕手だけでなく内野手を務めたこともあった。球団が南海からダイエーに変わった89年、現役生活を終えた。通算10年間で714試合に出場、打率2割5分5厘、78本塁打の記録を残した。その後は野球解説者などを務めた。九州を拠点に少年野球や社会人野球の指導にも当たった。